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板情報って何だろう?

板情報とは、どの価格帯にいくらの注文が入っているか(注文状況)を示した情報で、板を見れば、その銘柄の売りたい値段・買いたい値段と数量が一目で分るようになっています。今では株取引になくてはならない必須のツールで、板の状況から「株価が目先どう動くのか?」「売り手と買い手のどちらが優勢か?」を判断し、指値を決定するのに役立ちます。表示する複数気配値は証券取引所によって若干違い、東証は売買各5本気配表示、大証は売買各8本気配表示、JASDAQでは売買合計9本気配表示となっています。

下図は、ある日のトヨタ自動車(東1:7203)の板情報です。現在値が2,900円として100株買おうとするならば、2.910円に買い注文を出せば約定しやすいし、2,900円に買い注文を出せば、約定するのは先に注文が出ている164,800株が消化(成立または取消)した後になります。売る場合も同様で、2,900円に売り注文を出せば約定しやすいし、2,910円で売るならば、先に注文が出ている19,900株が約定した後となります。板情報はリアルタイムで更新するので状況は刻一刻と変化します。また、成行注文は数量に含まれておらず、どちらかが優勢に見えても成行注文が入ることで板の状況が一変してしまう可能性もありますので、売買判断の際には注意が必要です。

騙しに注意しよう!

このように売買の目安となる板情報ですが、中には約定する意思がないのに大量の注文を出す『見せ板(見せ玉)』と呼ばれる行為があり、急に大きな買い注文が入ることで、他の投資家の目を引き、上値買いを誘引する効果を狙います。「何かサプライズでもあるのかな?」と見せ板に釣られた他の投資家が上値を買いに来たところに売り注文をぶつけて、売り抜けると同時に大量の買い注文を取消す違法な手口で、金融商品取引法第159条(相場操縦行為の禁止)に抵触する犯罪行為です。

例えば下図のような板であった場合、他と比べ1,590円にある買い指値の数量が異常なほど多く、見せ板が疑われます。現状かなりの疑わしい行為が横行しており、実際に見せ板と認定して摘発するのは困難ですが、証券取引等監視委員会による監視以外に証券会社でもルールを定めて不公平取引には目を光らせており、寄付前に大量注文を出しておきながら寄付直前に取消を行った場合など、警告を受ける場合があります。見せ板(見せ玉)は許されぬ違法な犯罪行為ですが、こうした投資家心理を悪用した手法も株取引にはあるということだけは覚えておきましょう。