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成長株(グロース株)とは?

成長株(グロース株)とは、読んで字の如く成長性の高い株のことで、企業の利益成長に着目して投資する方法をグロース投資(成長株投資)と言います。グロース投資は、割安度を重視するバリュー投資と違い、市場平均と比べ割高であっても、高い利益成長が永続すればEPS(1株当たり利益)は増加し、PER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)などの割高感は解消するはずと言う考え方に基づいています。

一般的に成長性を見るには、「売上高成長率」「経常利益成長率」「当期利益成長率」などの指標から判断しますが、高成長銘柄には既に高い株価がついてしまっていることも多く、指標だけを基に判断するのは危険を伴います。高成長と言う大前提やモメンタム(勢い)が崩れた場合には、相場の流れが変わって一気に暴落に繋がる可能性もあります。グロース投資をする場合には成長率と言う指標だけに捉われるのではなく、事業の将来性に重点を置いて総合的に判断することが大切です。

過去の例を見ても、流行と共に大成長を遂げた銘柄が誕生しています。インターネットの普及と共に急成長したヤフーは典型例で、店頭公開した当時の1998年3月期の業績と直近の2008年3月期を比べると、売上高で約206倍、経常利益は約829倍、当期利益は約475倍という驚異的な成長を遂げています。PERも公開当時から200倍を超え、ITバブル全盛期には約3000倍となる異常人気ぶりでした。ちなみに世界金融不安で株価が大きく落ち込んだ2008年12月末で見ても、店頭公開時の初値から持ち続けていれば200万円が1億4950万円となり、資産は74.75倍になった計算です。

グロース投資で成功した人物

グロース投資の基礎を築いたのは、ウォーレン・バフェット氏にも影響を与えたフィリップ・フィッシャー(1907〜2004)ですが、グロース投資で最も成功した人物を挙げるとすれば、全米No.1ファンドマネージャーと称されるピーター・リンチ氏(1944〜)でしょう。1969年、米投資信託フィデリティ・マネジメント・アンド・リサーチ社に証券アナリストとして入社したリンチ氏は、1977年からマゼラン・ファンドの運用を担当。1990年までの13年間で25倍のパフォーマンスを実現し、資産に至っては2000万ドルから140億ドルの世界最大規模に育て上げた伝説のファンドマネージャーです。

日常生活など身近なところにヒントを得て、多くの10倍株(テンバガー)を発掘したリンチ氏の投資手法は、成長が見込まれる企業への長期投資を基本とし、短期的な株価の上下は気にしませんでした。徹底した企業調査を行い、ファンダメンタルが良いのに単に株価が下がったからと機械的にストップロス(損切り)するのを嫌い、「長期にわたっては企業の成功と株価の上昇には密接な関係があり、成功している企業を辛抱強く持ち続けることが、必ずよい結果に結びつく」と述べています。但し、ストップロス(損切り)はリスク管理の観点からも重要であり、氏の教えを拡大解釈して完全否定するのではなく、長期的成長と言う前提(ストーリー)が崩れた場合には、ストップロス(損切り)も必要だと覚えておきましょう。