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テクニカル分析とは?

テクニカル分析とは、株価チャートなどを基に過去のデータ(価格・出来高・時間)から、将来の方向性を分析・予測する手法のことを言います。テクニカル分析には様々な手法がありますが、大別すると「トレンド系」「オシレーター系」の2つに分類されます。トレンド系テクニカル分析は、相場の大きな流れを分析する方法で、「上昇トレンド」「下降トレンド」と言った中長期での相場の方向性を予測するのに使われます。トレンド系の代表的な指標には、ローソク足、移動平均線、ボリンジャー・バンド等があり、株価が値上りしているときに買い、値下がりしているときに売る、相場のトレンドに沿った投資法である「順張り(トレンド・フォロー)」に向いています。

一方、オシレーター系テクニカル分析は、価格の振れ(オシレーター)から相場の強弱を分析する方法で、「売られ過ぎ」「買われ過ぎ」と言った過熱度を見て、相場の短期的な動きを予測するのに使われます。オシレーター系の代表的な指標には、ストキャスティクス、RSI、MACD等があり、値上りしているときに売り、値下がりしているときに買う、相場のトレンドに逆らった投資法である「逆張り(カウンタートレード)」に向いています。

売買のタイミングを計るのに効果を発揮すると言われるテクニカル分析ですが、それぞれのテクニカル分析手法には一長一短があり、決して万能なものはありません。テクニカル分析を重視した投資を行う際は、単独の使用で判断するのではなく、トレンド系指標で相場のトレンドを読み、オシレーター系指標で売買のタイミングを計るなど、複数の指標を組み合わせて総合的に判断することが大切です。

テクニカル分析の成功者

テクニカル分析で成功した人物と言えば、20世紀前半に活躍した伝説のトレーダーである、ウィリアム・D・ギャン(1878〜1955)の名が挙がるでしょう。晩年に彼がまとめた相場理論は「ギャン理論」と呼ばれ、著作「商品で儲ける方法」に記述された「価値ある28のルール」は現在でも通用するルールとして語り継がれています。

後に暗黒の木曜日(Black Thursday)と呼ばれる1929年のニューヨーク株大暴落を予言し、1955年に77歳で生涯を終えるまで破産する事なく勝ち続けたウィリアム・ギャンは、5000万ドルの遺産を残したと言われています。時代背景があったとは言え、テクニカル分析だけで勝ち続けることは容易な事ではなく、現在の最高のテクニカル・トレーダーと称されるラリー・ウィリアムズでさえ、ファンダメンタルで条件が整うのを待ってからテクニカル分析を行っており、「チャートだけを見て売買するようなことはしない。テクニカルだけでは儲からないと思う。」とも述べています。

テクニカル分析の祖と言われ、「ダウ理論」を提唱したチャールズ・ヘンリー・ダウ(1851〜1902)や、「エリオット波動理論」を確立したラルフ・ネルソン・エリオット(1871〜1947)のようなアナリストとは違い、理論だけでなく自らが実践し、トレーダーとして結果を残したところに、ウィリアム・ギャンのすごさがあるのではないでしょうか。